ペッパーフードサービスが運営する「いきなりステーキ秋田横手店」が2020年1月13日、残念ながら閉店してしまうようです。
詳細や閉店理由について書いています。
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2019年3月12日にオープンしたいきなりステーキ横手店ですが、2020年1月13日の閉店が決まりました。
低価格で手軽にステーキが食べられるというコンセプトでしたが、残念ながらオープンからわずか10ヶ月あまりで閉店となってしまいました。

今回の閉店は秋田県特有の問題ではなく、いきなりステーキが全国的に抱える問題が主因であると考えます。
いきなりステーキは経営が好調だった前々期に店舗数を増やした結果、自社競合が多発する結果となり、19年9月は既存店売上が前期比66.6%と、約2/3にまで大幅に悪化しました。
自社競合の解消を目指し、いきなりステーキは44店舗の撤退を決定。秋田横手店もその一つでした。
閉店に関して特別損失を計上し、黒字予想だった最終損益は、25億300万円の赤字に転落。前期は約1億2000万円の赤字であったため、これで2期連続の赤字となりました。

いきなりステーキは、経営不振に関して”怪文書”とも呼ばれる文書を社員向けに出しました。
過去の絶大な人気の実績に安心して、お客様がお店に来るのは当たり前だと考えている人はいませんか。
お客様のご来店によって支払われるご飲食の代金が皆さんのお給料になるのだと実感できていますか。
お客様は、お店に来られる判断も、行きたくない判断もお持ちです。あなたの立場でどの様なお店の常連になりたいでしょうか。賢明な皆さんは、それを理解していると私は信じています。
私がリピーターになりたい店は、私を歓迎してくれる店です。この歓迎には、心からの笑顔が伴った最初の『いらっしゃいませ!』の挨拶が欲しいです。
この店にきて良かったと思える笑顔のお迎えは、『心で思う自身の叫び』を導きます。美味しく、楽しく食事ができる願望が期待に変わる瞬間を迎えます。もし、お客様が皆さんの親、兄弟、友人であった時を想像してみて下さい。
一部を抜粋させていただきましたが、この文書からは経営不振を経営者の側ではなく、従業員の側に押し付けているように感じました。
このような考え方を改めない限り、いきなりステーキの再建はありえないように思えます。
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また一から立て直して、秋田で美味しいステーキが食べられることを期待しています。
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