【あきたを旅しようキャンペーン終了迫る!】市町村の宿泊補助事業ランキング&まとめ!

秋田県市町村別の観光客数ランキングと課題【2018年版】

今回の記事では、秋田県の市町村別観光客数をランキングとしてまとめました。

県の調査では、

  • 260の観光地点(うち公表223)
  • 145ある観光イベント(うち公表143)

の来場者の合計を、各市町村の観光客数として表しています。

  

記事を書くにあたって、それぞれの市町村の観光客数の特徴や昨年比での伸びなども併せて書いています。

果たして一位はどの市町村なのでしょうか?

その前にまずは秋田県全体の観光客数のトレンドからみていきます。

  

秋田県の観光客数は増加傾向!

秋田県庁HPより

  

秋田県の観光客数はH24年以降伸び悩んできたものの、H28年を底としてH29年以降は右肩上がりに伸びてきています。

全国的にも観光客総数は増加傾向にありますが、秋田県の観光促進の取り組みが奏功し、平成30年は調査制度変更以降の最多を更新しました。

平成31年の結果はまだですが、今年もさらなる観光客数の増加が予想されます。

  

それではランキングの方に移ります!

  

10位湯沢市 約112万人

  

湯沢市はイベント「七夕絵どうろうまつり」が平日開催となってしまったこともあり、昨年比42%減の12万人程度となってしまったものの、

稲庭うどんの工場見学・手作り体験が前年比37%増の2.5万人、小安峡温泉が同15%増の4万人を集めるなど、市内にある6つ観光地点が全て前年よりも増加しており、約112万人を集めて10位にランクインしました。

  

9位鹿角市 約140万人

  

花輪ばやし公式より

鹿角市は最大イベントの「花輪ばやし」が両日平日開催となってしまったこともあり、前年比12%ダウンとなってしまったもの、湯瀬温泉郷を始め、他の観光地点やイベントが堅調に推移し、また「道の駅おおゆ」のオープンもあり9位にランクインしました。

  

8位能代市 約172万人

能代市は前年比を下回るイベントや観光地点が多かったものの、「秋田杉の里二ツ井祭り」が前年比91%アップの1.3万人、リニューアルオープンした「道の駅ふたつい」が約51万人を集めるなど、二ツ井地区が能代市を牽引しました。

市全体では昨年比17%増の172万人を集め、8位にランクイン。

7位由利本荘市 約189万人

  

2017は中止になってしまった「日本海洋上花火大会」が2018年は無事開催され3.5万人を動員。

29年は約78万人を集めた種苗交換会を除くと、ほぼ前年比横ばいに推移し、約189万人を集めた由利本荘市が7位でした。

6位大仙市 約195万人

大仙市は、観光客のうち半数以上が「大曲の花火」をはじめとする花火大会や関連イベントでした。

雨に降られるイベントもあり前年よりは数字を落としたものの、195万人が訪れ6位にランクイン。

「春夏秋冬」全ての季節に花火大会を開催するという、花火による町おこしは成功していると言えそうです。

  

5位にかほ市 約209万人

    

重点道の駅に選定されている秋田屈指の道の駅「象潟ねむの丘」と、隣接する「にかほっと」が好調に推移。

勢至公園の観桜会には69%増の4.6万人が訪れ、市全体では前年比2.5%アップしたにかほ市が5位にランクイン。

   

4位男鹿市 約220万人

男鹿市内で開催されているイベント6つのうち5つが前年よりも観光客を伸ばし、新しくできた複合観光施設「オガーレ」が約40万人を集めた男鹿市が4位。

既存の施設「男鹿水族館GAO」や「なまはげ館」が少し数字を落としているところが気になるところではありますが、市全体としては好調です。

    

3位横手市 約350万人

「ふるさと村」が前年比10%アップの64万人を筆頭に、多くの施設が前年よりも数字を伸ばした横手市が3位にランクイン。

13年目を迎えた「横手やきそば四天王決定戦」も順調に数字を伸ばし、今年は前年比25%アップ、約2万人を集めました。

  

2位仙北市 約466万人

角館の桜祭りが前年比微増の130万人を集めるなど、堅調に推移した仙北市が2位にランクイン。

仙北市全体では好調をキープしているものの、

玉川温泉郷」、「乳頭温泉郷」などの温泉施設・宿泊施設が前年よりも数字を伸ばせていないことや、「西木の紙風船」や「角館の火振りかまくら」など、地域のお祭りが大きく数字を落としているところが懸念かもしれません。

1位秋田市 約831万人

前年比24%増の約831万人を集めた県庁所在地の秋田市が堂々の1位。

秋田市で開催された、過去最高の125万人を動員した「種苗交換会」を除いても前年比6%アップと数字を伸ばしました。

  

既存の施設やイベントが順調に数字を伸ばしたほか、2018年より開催されたJA秋田の「I LOVE 秋田産応援フェスタ」は4.6万人、「千秋花火」は5万人を動員しました。

  

秋田県全体で見ると・・・

画像が小さくて申し訳ないですが、秋田県の観光客数の課題として、冬季の観光客の少なさが挙げられます。

4月は「角館の桜祭り」、8月は「秋田市の竿灯祭り」、秋季は各地での秋祭りや紅葉狩りなど、観光地が多いことは秋田県のストロングポイントとなっていますが、

しかし冬となると、2月に行われる「横手のかまくら」の他は少し元気がないというのが現状です。

月別の構成比で見ると、最多の8月の20.5%に対して、12月は3.4%、1月3.5%、2月4.9%、3月3.8%と寂しい数字となっています。

札幌市公式より

これは札幌市の2018年のデータですが、札幌市秋田県と同じくピークは7月、8月であるものの、秋季、冬季も6%以上をキープしており、観光客の平準化ができています。

観光客の平準化ができていると、ホテルの空席率や飲食店の人員配置などにおいても、効率よく運営することができます。

  

  

秋田県においても、豪雪というハンディキャップを強みにできるような、例えば「札幌雪まつり」を参考とした、秋田県全域での「雪まつり」や、新幹線やバスへの補助金など

県外の方が、”冬”秋田に遊びに来たくなる、イベントや施策が求められるのではないでしょうか?

  

少子高齢化が進む秋田県においては、県外や国外からの観光客の方に

秋田県のファンになってもらうこと

秋田県を好きになってもらうこと

に対して真剣に取り組んでいかなければなりません。

  

  

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