今日は「仙北市・玉川エリア」の秋冬に入りたい温泉ベスト3をご紹介します!
今回紹介する仙北市は、旧田沢湖町・角館町・西木村の3つの町村が合併したため、広さは1000km2以上もある広い自治体です。
その面積は東京23区を優に上回るため、
大きく4つのエリア(乳頭温泉郷エリア・玉川温泉エリア・田沢湖水沢エリア・角館エリア)
に分けて書いていきたいと思います。
この記事では、「玉川温泉エリア」について書きました。
お好きな順にお読み下さい
玉川温泉は一箇所から毎分9,000Lという湧出量と強酸性pH1.2という2点において日本一を誇る温泉です。
毎年県内外や海外からも多くの観光客湯治客が訪れ、その数は15万人以上にも登ります。
「玉川毒水」と呼ばれるほどの硫酸イオン(SO42-)を含む強酸性の湯は、稲作に不向きな上、河川に住む魚を殺してしまうほどであったため、近隣住民は苦労をしていました。
しかし、「玉川の水」は温泉という観点から見ると人体にとって非常に有益であることが証明されており
- 神経疾患
- 循環疾患
- 皮膚病
- 肝機能
- 疲労回復
などの万病に効くことはもちろんのこと
玉川温泉の発する地熱や放射線は医者に見放された癌にも有効
と言われています。
医学的には根拠はなく、当然のことながら標準治療が最善とされています。
しかし、
玉川温泉での湯治は、泉質や環境などの刺激により、本来持っている治癒力を蘇らせ、自身の力で体を健康な状態へ戻すというものです。
という玉川温泉公式HPの記述にもあるように、玉川温泉での湯治によって免疫力が高められた結果が、癌に対して良い影響を与える可能性は考えられます。
次の項目からは、各日帰り温泉の特徴について書いていきます。
玉川温泉エリアでは最も歴史のある「玉川温泉」
採掘地に最も近いため、より高い効果が得られるといわれています。
温泉は源泉からの濃度に合わせて、100%、50%など複数ありますが、初めての方は100%なら2分程度、50%なら5分程度が入浴の目安です。
個人差はありますが、それ以上入ってしまうとぴりぴりとした痛み痒みが強くなりすぎてしまうかもしれません。
痛みはあるものの、肌への効果はとても良く入浴後はツルツルになります。怪我や不調な箇所の治りも早くなっているような気がしました。
全国から多くの方が訪れ、中期・長期的に宿泊する湯治客も多いです。
玉川温泉の姉妹館である「新玉川温泉」
こちらは比較的新しく、露天風呂もあります。
玉川温泉と比べると、短期で宿泊する方が多く、湯治客よりは旅行・観光客がメイン層。
2018年にはリニューアルがあり、館内の設備が新しくなったほか、新たに室内岩盤浴ができました。
玉川温泉と新玉川温泉はどちらも少し趣向が異なるので、両方訪れてみて自分にあった方を見つけてみてください。
上の2つから南に10kmほど行ったところにある南玉川温泉。玉川ダム(宝仙湖)からはすぐで、建物は玉川ダムに沈んだ校舎をイメージして作られています。
元々は無色透明な温泉であるものの、空気に触れると写真のような綺麗なみかんオレンジに変わる不思議な温泉。
露天風呂からの眺望はぜひ皆さんにも見てもらいたいです。
2019年の営業は11月23日までとなっていますのでお早めに!
玉川温泉の近くには「ぶなの森玉川温泉湯治館そよ風」という温泉旅館がありました。
しかし、創業以来実質的に一度も黒字化することができず、東日本大震災や雪崩事故の影響もあり2015年4月に経営破綻。
2016年7月25日には「くにうみアセットマネジメント株式会社」が事業を譲り受けました。
そして2017年7月20日の魁新報によると
全国各地で高級旅館・ホテルを運営する「星野リゾート」(長野県軽井沢町)が、秋田県仙北市の玉川温泉への進出を計画している
という驚きの報道がありました。
今最も勢いがあると言ってもいい星野リゾートの進出は、玉川温泉の魅力向上はもちろん、仙北市や秋田県の経済にもいい影響を与えそうです。
くにうみアセットマネジメント社は
「施設・サービスの拡充を図るとともにマーケティングにも注力し、地元の関係者のみなさまとともに玉川温泉全体のブランド力向上を進めて参る所存です。
くにうみアセットマネジメントの地域再生・開発事業の第一号案件として、仙北市ならびに秋田県の観光・地域活性化に貢献して参ります。」
と述べています。
ちなみに廃館になったホテルを星野リゾートが買収し新たに建てると言う前例には、2020年春オープン予定の「星野リゾート界 長門」があります。
車の方は、秋田駅からは約120分、盛岡駅からは95分、角館駅からは70分、田沢湖駅からは50分の場所にあります。
飛行機の方は、秋田空港から玉川温泉までの完全予約制タクシー「エアポートライナー」もしくはレンタカーを借りることがおすすめです。
新幹線で来られた方は、JR田沢湖駅から羽後交通バス玉川線、新玉川線(料金)をご利用ください。(南玉川温泉へは男神橋前で下車です)
なお、冬季は危険なため車で直接玉川温泉方面に向かうことはできず、田沢湖駅に車を停めて、そこからバスで移動していただくことになっています。
ピリピリとした痛みを感じる稀有な温泉ですが、その効能は言うまでもなく抜群です。
日々の疲労が癒されることはもちろん、体のあらゆる不調にも効果アリです。
ぜひ、玉川温泉にいらしてください。
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